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悪魔精鋭軍が宙聖界を襲う！因縁の一騎打ち実現の果てに…？！

姿無きジオ界の総統ヘッドで、第3の次神子と目されたユピテルヘッドの正体は蘇生したブラックゼウスだった。ジオ界以後の世界を悪魔だけで調和した世界を築こうとしていた。それだけに天使たちへの攻撃も用意周到で、廃童神デビルーツと共に聖界へ侵入し、聖遺体のスーパーゼウスを強奪。デビルーツは十字架天女を洗脳し悪魔へ変貌させてしまう。黒十字架天女は、かつてパンゲラクシーで分裂した若神子ルーツのアリババ・フッド・ピーターを魔界から悪魔として誕生させる。ブラックゼウスは計画通りに悪魔軍の戦力増強を重ね、来たるべき宙聖界との戦いに備えた。戦力を充実させ、隆盛を誇る宙界を象徴するように、外周の黒重合渦は拡大を遂げ、今にも聖界を飲み込まんとしていた。ブラックゼウスは悪魔精鋭軍を結成させ、宙聖界へ送り込む。実力行使で聖界そのものを奪おうとしたのだ。完全勝利を目論む悪魔の動きを察知した聖神ナディアは、宙聖界へ向け聖神パシーを発動し、新たなる天聖ヘッドを誕生させる。それが聖フェニックスを彷彿させる聖ベンヌダルクだ。宙聖界では、刹忌神デビルーツ指示の元、パンゲラクシー戦での因縁を引きずる若神子ルーツのピーターと牛若、フッドと一本釣、アリババと男ジャック、さらに黒十字架魔妃と天動士ヤマトが一騎打ちで激突。お互いのプライドと星をかけた白熱の戦いだったが、同じ若神子ルーツであるミラー照光子の聖光によって異常事態が発生する。戦っていたピーターと牛若、フッドと一本釣が一体化し、結神に変貌してしまう。さらにアリババは、異聖メディアを宿した羅獣アリババへと姿を変える。聖魔最終決戦は一転、混沌の世界へ誘われる。と同時に、宙界の黒重合渦が宙聖界を飲み込み、聖魔世界は一瞬にして消滅してしまう。

2021-03-30